松尾みどり
みどりの泉
３．心と体の司令塔”胸腺” 2
現在、多くの女性が早ければ３０代から”更年期障害”に悩まされています。
本当に多くの女性がこの更年期障害の諸症状に悩まされ、
すっかり一般的な病気として定着していますが、
この”更年期障害”一体どんな病気で、どうすれば治るのでしょうか？
実はこの”更年期障害”も風邪と同様に、それまでに溜め込んでいたものを
排毒するために目眩や、軽いうつ症状を伴う不定愁訴、
手足のほてり等の自律神経症状を起こすのです。
家族間や仕事場に於ける人間関係でのストレスが一段落した頃に
心的成長の段階が移行する準備期間に起きてきます。
ですからこうした諸症状に対処することも必要ですが、
それ以上に自分自身が生活意識を改善する必要性を求めているサインとして
症状を受け止める事が大切なのです。
同様に自律神経失調症もすっかりとおなじみになっていますが、
自分や他者への過剰な期待感が依存的性質となり
達成出来なかったことで全てに自信を無くした姿です。
その結果身体を動かす司令部に異常をきたしているために
心と体のバランスを崩している、というとても危険に
陥りやすい可能性をはらんでいます。こういった人々の特徴としては
自分自身の”心(本音）”と実際の”言動”がかみ合っていないことが主に挙げられます。
もしも、あなたに思い当たる節があるのなら、
まずは”自分の気持ちで語り、行動しているか？”チェックしてみましょう。
また子供たちに多いアレルギーやアトピー性皮膚炎、
そして国民病とさえ言われる花粉症ですが、
これもハウスダストや花粉などの外的要因のみならず、
原因の一つとして体内に蓄積した毒素を排出しようとする
免疫の過剰反応で炎症やくしゃみ、鼻水が起きるのです。
アトピー性皮膚炎やアレルギーには腸壁の浄化も必要ですので、
排毒期には特に食事に気をつける必要があります。
総じて、どんな病気の治療にも普段の生活習慣や
食事の改善は欠かせないのです。
このように一般に”病気”と呼ばれているものは、
主に体内の毒素を排泄する働きだということ、
そして、その排出をどの時点で行うのかを決めるのが”免疫力”である、
ということがお解かりいただけたでしょうか。
更にその体内の免疫力の働きと心をつなぐものが”胸腺”なのです。