心と体のコスモワールド
2.病気のプロセス 3
この”アポトーシス”、いつ、どのように起きているのでしょうか?
これは身近なところでは髪や爪の生え変わりや、
発熱やたん、咳という形で表れます。
特にこうした体質改善に伴う様々な症状を
”好転反応”又は”排毒反応と呼びます。
これもアポトーシス同様に必要な栄養素をしっかりと蓄えることで
傷ついた古い細胞を発熱やたん、咳、下痢や出血の形で
体外に排泄していく働きです。
症状におきましては発病や感染症のケースも
ありますので一概には断定できません。
しかしこの”病気”にもアポトーシスの要素が大きく含まれているのです。
食生活や環境の影響、あるいはストレスが原因で
発生した活性酸素により傷ついた細胞があらゆる症状として
身体の各部に表れてくるのです。
同時に細胞の状態に影響を与えるのが
”意識”でもあったのです。
自分の”意識”が自分の身体を傷つける、そんなことがあるのでしょうか?
人の”意識”は人間の身体の
脳神経系、ホルモン系、免疫系をコントロールしています。
私たちの身体は私たちの意識・考え方を映し出すスクリーンなのです。
ですから病気とは、敵対するものでも、突然私たちを襲うものでもなく、
深い自分自身の内側からのメッセージだったのです。
私達はそれを病気という形で受け取り
自分の生き方を転換するために必要としてきたのです。
病気の本当の意味を受け取り、自分自身の気持ちに
素直になって話せたり行動できると身体も回復に向かいます。
同時に肉体の改善を促すため
必要な栄養素を十分に補充する必要があります。
意識と肉体の修復は時間差がありますが並行に行われて行きます。
細胞が修復されていくと、この細胞に傷がついた時期に起きたこと、
つまりその当時の自分の意識・考え方が一過性的に甦ります。
これは10年前のものか、30年前のものか
もしかしたら前世から持ち越して来ている物なのかも知れません。
その過去からの自分自身を静かに眺め、受け容れる事が
病気のプロセスにおいて一番必要な事なのです。
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