松尾みどり
みどりの泉
２．病気のプロセス 2
遺伝子の間違いを作らないようにするには
こういった活性酸素を作らないような生活をすることが大切です。
そうは言っても一度傷ついてしまった細胞を
修復する為にはどうしたらいいのでしょう。
まずは人間の身体に必要不可欠な６大必須栄養素、
糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を
日頃からバランスよく摂ることです。
そして更に遺伝子レベルでの改善を進めるには
第７栄養素”核酸”が必要です。
核酸は体内で作られることから、長年に亘り、
特に食品としては摂取する必要はない、と言われてきました。
しかし、近年の研究により加齢と共に合成量も低下する事がわかりました。
また同じ核酸でも食品として摂取するものは
体内での合成過程が異なりガンのえさになりにくい,ということもわかっています。
核酸を含む食品として大豆やビール酵母などがよく知られていますが、
鮭の白子、それも北海道の鮭から捕れたものが最良である、と言われています。
健康な身体を維持する為にはバランスの良い食生活をおくること、
生活環境を整える事が大切だということがわかりました。
でも、こんなに気を付けていたのに何故か病気になってしまう、
或いは気をつけているのにいつも調子が悪い
そんな経験はありませんか？
実はそこに生命の神秘が隠されていました。
それが”アポトーシス”と呼ばれるものなのです。
耳慣れない方には新陳代謝、と言ってもいいかもしれません。
これは活性酸素により傷ついた古い細胞が自殺をする、という働きです。
生命にとって必要な細胞ほどアポトーシスを繰り返しています。