松尾みどり
みどりの泉

みどりのお便り
12月19日

2008年の年の瀬も押し迫ってきましたが、
皆様にはお変わりございませんか?

今年のレクチャールームは、前半は「時間の本質」について
始まり、その後は「感情と病気の結びつき」について
お話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
自分の意識次第で時間や空間は変化し
過去への思い残しが今の現実や病気を創るということが解ると
自ずと未来への恐怖を抱かなくなります。
時間の概念は初めのうちは解りづらいかもしれませんが
一度謎が解けてしまうと確実にその後の人生が変わります。
是非繰り返し何度も聴いてみてください。

レクチャーには初めてご参加いただいた方が
たくさんいらっしゃいました、講演はいかがでしたでしょうか?
また数年ぶりにお目にかかった方々も
たくさんいらっしゃいましたね。
今後ともレクチャールームをお楽しみいただければ幸いです。
次回からは永年人々の心に深く根差してきた
「宗教や信仰」についてお話していきたいと思います。

来年からは益々、世の中も加速的に変化することでしょう。
あなたもひょっとすると突然の不幸に見舞われたり、
ヒヤリとするような出来事に遭遇するかも知れません。
でも、そんな時には決して慌てず悲観せず
「自分の生き方を切り替えるチャンスが来た!
今こそ私のステージだ!!」と、
思い切って一歩を踏み出してみてください、
必ず新しい世界が拓けますよ!

この冬は特にインフルエンザが大流行するようです。
感染の予防には手洗い・うがい、
そして「自分らしく生きているか」、を
常に自分と向き合ってチェックしてください。
あなたの生き方そのものが免疫力を向上します。

そして病気は、あなたのこれまでの生き方を
方向転換する時が来た、というメッセージです。

それでは皆様、楽しい年末年始をお過ごしください!

6月11日

爽やかな初夏の薫りを愉しんでいる間に
そろそろ入梅のシーズンがやってきましたが
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

5月30日から沖縄入りして、翌31日は
那覇市で私の今年のレクチャーテーマでもある
「時間や次元」に関する「タイムマネージメント」セミナーで
大変に盛り上がりました。
朝10:00〜夕方5:00までの長丁場でしたが
「時間のカラクリ」に気付き始めると
まるでワープしたように「アッという間でした!」と
皆さんとっても生き生きと楽しそうでした。

また久しぶりにお逢いした方々の顔つきが
とても穏やかで若々しくなっていることに気付きました。
「お陰様でCDを聴きながら確認する毎日ですが
自分でも驚くほど変わったと思います。
以前のようにイライラすることも殆どなくなりました。
嬉しいです!」と笑顔が返ってきます。
「自分は変われる」と信じて行動に移した日から、
自分の中に自然体でどんな問題にも向き合っていける
エネルギーが湧き上がってくるのを
感じられるようになるものです。
人間って素晴らしいですね!!

過去のイメージも現在の自分が創りあげていますし、
未来の事も過去を基準に「いま」の自分が
創りあげていることが解ると、「いま」の自分こそが
すべての鍵を握っていることが理解できますね。

さて那覇市でのセミナーやセッションを終えた後は
石垣島に渡り、懐かしい友人達との再会を楽しみました。
梅雨時期でもあり雨にも見舞われましたが
やはり亜熱帯だけあって、雨上がりの樹木や草花が
生き生きとエネルギッシュに茂っています。

市内のバンナ公園に行くと、誰もいない静かな池では
山からの水が流れ落ちる滝を背景に見事な大白蓮が
その優美な姿で迎えてくれました。
但し、午前中でなければこの花は咲いていません。
思わず「素敵〜!」と声が出てしまいます。

さすがにお釈迦様を安置する台座が
大きな蓮の花びらになっているのも頷けますね。
じっと眺めていると時間が止まったように感じます。

私を案内してくれたのは、この土地で生まれ育ち
子供の頃から植物とお話していたという女性で
私が植物博士と呼んでいる入口初美さん。
足元に咲く花を見ると「これはベニバナボロギクと言って
抗癌作用や利尿作用があるので肝炎(黄疸)にも
効能があるのよ。食べると春菊の味がして
お浸しにすると美味しいよ〜」と教えてくれます。
葉っぱを一枚口に入れてみると確かに春菊の味がするのでした。
「え〜っ、こんな只の野草なのに」と思う植物が
石垣に来るとアレもコレも人間の身体を
調整してくれるものばかりです。

また、ジャスミン系の香りでプルメリアによく似た小さなお花は
「ゲッケツ」と言って、これもまた痛み止め(頭痛、傷痛)に
使われたり婦人科系のホルモン調整、その他痒み止めや
消炎作用があるので化粧水の中に入れたりもするらしいのです。
面白いことにこの花は石垣周辺でしか見られず
1日と15日の新月の日に特に多く咲き、満月の日にも
少し咲くらしいのですが、この花がいつまでも乱れ咲きを続けると
大きな台風がやってくるという言い伝えがあるとか…
ゲッケツの葉はフレッシュでお茶にしたり
強く煮出した汁を患部につけて
痛み止めに使うという事でした。

また面白い植物を見つけました!
一見沖縄地方でよく見られる「月桃」の花ですが、
実は私たちがよく見る「月桃」は
品種改良されたものなのだそうです。
ここ石垣の山の中に入ると「月桃」の原種を見ることができます。
香りが強く、見比べるとその差がハッキリわかりますね。
花や蕾の形が違います。

原種 新種

「月桃」には様々な効能と利用価値があります。
1・防腐作用や抗菌作用があるので、御餅を包む皮にしたり
美肌効果のある化粧品の中にも使われる
2・防虫作用がありタンスの虫除けになる
3・葉や花を全部使うと腹水が取れる
4・月桃酒
5・染色に使うと薄いピンク色になる
6・花はすまし汁にも入れて抗菌、香りも愉しめる
と、中々のつわものです。

こうしてみると太古の昔から
人間も動物も植物の薬効の力を借りて
病気を治していたのですね。
地球の生命力を相互補完し合いながら、共存共栄を図り
エネルギーの循環作用が行われていたということがわかります。

化学物質による薬物にばかり依存すると
その副作用で腎臓の機能に障害を来たすこともあり
長生き出来なくなる怖れもあります。
最近聞いた話では死体を焼いた後の骨の部分から、
焼け残った「白い粉」が出てくることが多くなっているとのこと。
高熱にも耐える化学薬品がそのままザラザラと
出てくるらしいのです。その状態を見て焼き場の人は
「あ〜この方は病気で長く患った方ですね。
かなり薬を服用されてますね」と判るといいます。
私たちはもっと自然の中の薬草の力に
目を向ける必要があると改めてその必要性を感じました。

翌日は海岸へ出かけました。
引潮時には遠くまで広がる頭を出した珊瑚礁を見渡せます。
海岸では既に潮干狩りをやっている人たちの姿がチラホラ見えます。
早速私もチャレンジしてみました。
「アサリ!アサリ!」と探してみるものの、
砂や石の下に深く潜っていて、保護色で岩石に見せかけますから
結構掘り出すのは難しいのです。
皆の協力で集めた大小様々の貝は「アサリバター」として
今日の食卓にのぼりました。
レモンやパセリを加えてこの通り絶品の美味しさ、ボナペティート!
こうして今日も水平線の向こうに太陽が沈んでゆくのでした。

さて3日目は雨の合間を縫って
シュノーケリングをすることになりました。
曇りなのでさほど日焼けは気になりませんでしたから
長時間海中での珊瑚の生態や魚を観察することができました。
ここは世界有数な熱帯魚の種類の豊富な島だけあって
その美しさは、まるで豊富な宝石を付けた魚が
泳ぎまわっているようです。

特にこの日は「ダイバーの憧れ」といわれる
珍魚「ナポレオンフィッシュ」に遭遇したことは幸運でした。
水深20メートル位の海底に潜んでいるらしいです。
見たのはまだ幼魚でしたがかなりの大きさでした。
成魚になるとオデコがせり出してきて
まるでナポレオンの帽子のような形になるところから
この名前が付けられたそうです。
他のダイバーにも羨ましがられて私はご機嫌!
今回は天候や波に恵まれず、大好きなサーフィンは
お預けとなりましたが「ナポレオン」に逢えて大満足でした。
お陰で疲れもすっかり癒されて、東京へ戻りました!