松尾みどり
みどりの泉

みどりのお便り
6月30日

2006年も早くも折り返しにかかろうとしていますが、
皆様にとりましてはどんな半年でしたか?

先日は東京での講演会にたくさんの方に
ご参加いただきましてありがとうございました。
今回のテーマは「直観」でした。
「直観」とはあなたが体験したことから学び得た「智慧」です。
その深い智慧は光明と呼ばれ、
ひらめきとしてあなたの意識に瞬時に情報を送ります。
その「直観」を受け取りやすくする練習として
小さなノートを携帯して、日々感じたことを書き残すと良いでしょう。
きっとあなたにとって必要な「直観」が受け取れるようになりますよ!

また4月に沖縄で行った「人生成功へのアプローチ」
これは、人々が追い求めてきた成功とは一体なんだったのか?
というテーマでしたが、こちらもCD並びにカセットテープでの
お取り扱いを始めました。
ご興味がおありでしたら聴いてみてください。

5月30日

5月には大阪・福岡と講演会が続きました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
今回は「直観」がテーマということで
日々の生活の中でも「直観」を受け取り易くなるような
ワークを取り入れましたがお楽しみいただけたでしょうか?
「直観」とは何処かから与えられるものではなく
自分自身の内側からやってくる情報ですので
毎日少しでも自分自身に目を向ける時間を作られると良いでしょう。

さて先日はNPO法人国際芸術家協会の
年中プログラムの一環として、
奈良・当麻寺での「練供養」に参加しました。
藤原氏に縁あるといわれる中将姫が蓮の茎の繊維で
一晩のうちに曼荼羅を織ったことで浄土へ迎えられた、
という逸話を再現しているこの「練り歩き」
もう1000年以上毎年行われています。

本堂から渡された長い桟橋を25菩薩に扮した男性が
介添え役とペアになって往復するのですが
かつては参拝客が一斉にお念仏を唱えたそうです。

毎年田植えの直前に行われるこのお祭りには、
その年の豊作祈願や家内安全を願って
人々が参拝し、念仏を唱えてきたのかも知れませんね。

残念ながら?「練歩き」は女性の参加は許されていませんので
男性のみの参加となりました。
虚空蔵菩薩の介添え人として今回は富井が参列しましたが、
羽織袴に身を包み一体どんな心境だったのでしょうか?
諸菩薩達は芸能人さながらの注目と喝采を浴びて輝いておりました。
この行列行事が後の「歌舞伎」になっていったそうです。

5月14日        沖縄の旅 その2

さて、仕事を終えたら気分を変えて
石垣島でサーフィンにチャレンジしました。
この地でサーフィンをするのは実は3回目です。

前回はサーフボードにしがみつくのがやっとでした。
パドリングがまだまだ下手なので常に波と大格闘。
しかし今回はなんと、波の上を滑りながら
ボードの上に膝立ちすることができました、ラッキー!!
次回はボードの上に立てるかも!?と今から楽しみです。
「お年は幾つ?」なんて聞かないでください。
愉しむ気持ちがあれば誰でもOKですね。
但し、紫外線対策は年齢を考慮して
多めに塗った方が安全です、ハイ。

「コーラルブルーの海、白く輝く美しい砂浜、
なんて素敵なんでしょう」とウットリしていた次の瞬間
足元に視線を落としてみると「えーっ!大変」
あちこちに空のペットボトルや空き瓶やその他のゴミが
手のつけられないほどに散乱しています。

私がほんの15分ほどゴミを拾い集めてみるとゴミの山です。
そしてボトルのラベルを見ると、見慣れないハングル文字や
漢字ばかりラベルが並んでいます。
何と台湾や韓国、北朝鮮からの漂着ゴミがとても多いのです。
ゴミは最早、一国の問題ではありません。
国によってゴミに対する意識レベルの違いが見えてきます。

地球は生きています。
地球は私たちの体を現しています。
自己の存在価値を認めている者、自分を大切にする人には
ゴミのポイ捨ては出来ないのです。
善悪の問題を超えて、地球が自分自身を投影する
母なる大地であることを無条件に感じるようになるからです。
自分の家の中にゴミを捨てるのと同じことなのに残念ですね。
皆さんも、もう一度心の中をチェックしてみませんか?

さて、沖縄の皆様には7月に
”スターゲートを開く旅・特別編(仮)”で
またお会いしたいと思います。
詳細が決まり次第こちらでもご案内致しますので
どうぞお楽しみに!!

5月11日        沖縄の旅 その1

梅雨入りをしたかのようなどんよりしたお天気が続いていますが、
皆様にお変わりはございませんか?
今年のゴールデンウィークは如何お過ごしでしたか?

私のゴールデンウィークは4月29日(みどりの日)に
沖縄県浦添市で開かれた特別セミナーやセッションを始め、
その後は石垣島で短いバカンスでマリンスポーツなどを
満喫して終わりました。
沖縄ではやはり陽射しが強くて、日中はすっかり夏の装い。
コーラルブルーの海と空の碧さに誘われて
那覇市の国際通りでは思わず
可愛いアロハシャツを購入してしまいました。
「次回のセミナーではアロハシャツを着てみようかしら?」
なんて思ってしまうほどお気に入りです。

今回のセミナーについてですが、「人生成功へのアプローチ」と
題して、沖縄バージョンで行われました。
日頃、自分が人生成功のポイントをどこに置いているのかを
改めてチェックしてもらうことにしました。

さて、あなたは「自分は成功した!!」と思える瞬間はどんな時ですか?
どの様な時に自分を誇れるでしょうか?
改めて考えてみたことがありますか?
「過去のどんな時か?」と思い返してみても
「あれっ!?いつだったのだろうか?」と
特定するのは難しくありませんか?
あなたの描く「成功のポイント」は見つかりましたか?

…私が若い頃、祖母が88歳で他界する前に
人生について言い残した言葉が蘇ってきます。
祖母は祖父と共にアメリカに渡り、
その後夫の死をきっかけに7人の子供を連れて佐賀に帰国しました。
祖母の人生は第2次世界大戦を挟み7人の子供を育てながら
長男を結核で亡くし、当時の敵国語である英語を話すことで
スパイ扱いを受けて住まいを追われるなど、
波乱万丈の厳しい人生であった筈なのに
「私には思い残すことはありません。
色々あったけど、お蔭様で本当にこの人生をよく生きました。
皆に感謝しています。ありがとう、1人1人にお礼を言いたい。
私の人生は本当にいい人生だった。」
そう言って微笑んでくれた日の事が
現在でもはっきりと思い出されます。

「みどりさんは自分の人生を、自分の信じるように
思い残すことなくのびのびと生きてくださいね。
人は死ぬ時に『本当にいい人生だった、よく生きた。』
と思えれば、その人生は大成功だったということだよ、いいね」
その時は正直言って本当の意味は解りませんでした。
ただ「とても大切な事を言ってくれている」という
感覚だけが心の奥に残っていました…

セミナー会場では一人の男性が全く同じ事を言ってくれました。
「私はきっと死ぬ時に成功だったかどうかが分かると思います。」
殆どの人がそう感じているのかもしれません。

他者との比較をやめて、自らの直感に従い、
自分の言葉で気持ちを伝える行動に出ると
オーラの量も大きくなります。
つまり本当の自分らしく生きられるということです。

それでも、頭ではわかっていても思いに任せられない人は
過去から持ち越してきた「失敗の体験」を学習して
「怖れ」に変えてしまっているからです。
成功を阻む原因こそが「自分には出来ない」という
「怖れ」や「恐怖心」だったのです。

どんな「恐怖心」も、物事の大小に関わらず、真剣に向き合っていくと
必ず無意識のうちに消えていくものです。
それどころか、どうすれば更に上手くやっていけるか、
コミュニケーションが取れるか等など
前向きに考えられるようになります。
結果的に「怖れ」を手放している事になるのです。
「怖れ」は自己の存在価値を見出せないことから
やってくる事に気づかねばなりません。
「自分自身」をいつも明確にさせてあげましょう。
必要な事は、必ず自分の言葉としてはっきり言ってみることです。
すると不思議と「自分もなかなか大したものだ」と
見直せるようになります。
こうして自分を認めることが出来たり、自分を好きになれるのです。
ホラ、もうすぐあなたにもそれを実演するチャンスが来ますよ!!

セミナー会場はみるみる元気のエネルギーに包まれて
皆の顔に笑顔が溢れてきました。
きっと皆さんの未来には人生成功の証が見えてくることでしょう。

つづく

4月28日

名古屋、東京と講演会が続きましたが、
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
名古屋では久々の会という事もあり、
前回までの復習も兼ねた内容になりましたが、
お楽しみ頂けましたでしょうか?

さて、明日29日は沖縄での講演会
〜人生成功へのアプローチ〜を行います。
皆さんはそれぞれに、幸せな家庭生活や充実した仕事、
満たされた毎日を思い描き、それが叶うよう
一生懸命に努力してきたことでしょう。
それなのに、何故か思っていたような結果が得られない、
その原因をパートナーに向けてみたり、
職場の環境のせいにしてみたり、ということは
誰しもが経験しているのではないでしょうか?

そしてパートナーを変えても、職場を変えても
また同じような問題に直面する、ということも
少なからずあったのではないでしょうか?

私たちが探し求めてきた「成功」や「幸せ」は
一体いつになれば、そしてどうすればやってくるのか?
今回はその秘訣をお話します。

そして次回の沖縄での講演会も7月に予定しています。
その詳細もお伝え致しますので、
どうぞ皆様、お誘いあわせの上ご参加ください!

4月7日

東京では桜も見頃を迎えましたが、皆様の処では如何でしょうか?
日頃、日本各地を講演等で渡っている私ですが
3月の後半には京都を3度訪れることがありました。
その内の一つはNPO法人国際芸術家協会として
ロシアはモスクワ・チャイコフスキー高等音楽院からの
お客様をご案内することでした。

日本の芸大に匹敵するチャイコフスキー高等音楽院の
教授や学生からなる彼らの中には
日本の伝統文化に造詣が深く、
とても日本に精通していらっしゃる方もありましたが
ほとんどの方が始めての訪日ということもあり
緊張した面持ちの中、京都巡りは始まりました。

金閣寺、京都御所、二条城…と巡る中、
とても印象的だったのは”茶室”のお話です。
一般的には茶を愉しむ場として知られ、帯刀は許されないため
出入り口にあたる躙口(にじりぐち)は身を屈める様に
低く設計されていることはご存知かと思いますが、
実は他にも様々な仕掛けが施されていたのです。

茶室は間の大小により、
密談や暗殺の場所としても使われていたこともあり、
炉の灰は万一の場合の煙幕として備えていたり、
天井裏には刃物が刺さった場合に、
頭に降りかかるように砂が仕込んであったそうです。

当時の武士は常に有事に備えており、
相手に敬意を払いつつも、いつも緊張感を保っていたそうで、
そういった全てを嗜みとしていたそうです。
これには彼等のみならず私も感嘆いたしました。

その後、京都市内の武具店・東山堂へと案内していただきました。
店内のショーケースには真剣がズラリ。
試しに一つ握らせて頂きました。
柄を握り、頭(柄の底部)を丹田の辺りへ当てると
ちょうど重心が取れるようになっています。
「みどりさん、もしかして昔は武士だったんじゃないの!?」
ギャラリーからそんな声も聞こえてきましたが、
冗談はさておき、当時の刀は全て
持ち主の身長に合わせた誂え物だったそうです。

そして名刀と呼ばれるモノはほとんど綻びが無いのだとか。
達人の構える刀は、時にその刃先から煙のように気を発し、
互いに斬りあう前に勝負が決するのだそうで。
そんなことからも刀は戦いの道具としてだけでなく、
自らと対峙するための対象物としても
発達してきた経緯があるようです。

今回もまた日本文化の奥深さを
垣間見ることが出来たように思います。

その後2回の企業セミナーで京都を訪れました。
当初の開花予報が少し遅れてしまい、
桜の見頃はもう少し先になってしまいましたが
それでも木屋町通りや、2時間ドラマの撮影などで有名な
白川通りには綺麗に桜が咲いてとても良い風情でした。
お花見のシーズンを迎えたとは言え、
今春はまだまだ寒い日が続いています。
どうぞお体にお気をつけてお花見を楽しんでくださいね!

武道具製造卸 東山堂